ピルの価格

欧米では、避妊薬として当たり前に使用されているピルですが、日本ではまだまだ広く定着しているとは言えません。
さまざまな理由があげられますが、その中のひとつ、避妊をするためのアイテムとしては価格が高いのではないか、というイメージがあるようです。
価格の高い低いは主観的なものですから、人によっては高いと感じても、別の人には安いと感じる場合も多いですね。
ですので、なんとも言えませんが、もしも万が一、避妊に失敗してしまったことを考えますと、ピルの価格は決して高いものであるとは言えないと思います。
ピルにはたくさんの種類がありますから、ここではその価格をひとつひとつ挙げることはしませんが、低用量ピルの一般的な価格は、ひと月分で2000円前後です。
超低用量ピルですと、3000円以上となる場合もあります。
第一世代のピルから、第四世代のピルに行くにつれて、少しずつ料金があがっているようにも思えますが、販売している薬局やオンラインの通信販売によって異なっています。
また、薬局や通販によっては、ひと箱よりは二箱、二箱よりは三箱というように、たくさん購入するほど割引率が高くなるというところもあります。
長く続けて服用するものですから、まとめ買いで安くなるというパターンも良いですね。
また、ピルにもジェネリックがあります。
このような避妊薬に、安さばかりを求めるというのもどうかと思いますが、ひと箱購入すればそれで良いというものではありませんから、続けるのはどうしても経済的に苦しいとおっしゃるかたもいるはずです。
そのようなかたは、ジェネリックがおすすめですよ。
ただし、ジェネリックの成分が同じだとしても、それをコーティングしている成分などなにかしら先発品とは異なるものが使用されているからジェネリックということになります。
そのため、先発品でなんら副作用が出なかったとしても、ジェネリックでは副作用が出るというケースもあります。
そして、その逆もあり得ないことではありません。
超低用量ピルにもジェネリックが販売されていますので、出来るだけ安くあげたいと思われるかたは、一度こちらを試してみても良いかと思います。

自費と保険適用の違い

病院へ行って、ピルの相談をしたことがあるかたならご存じかもしれませんが、ピルには、全額自費で購入するピルと、保険適用のピルとの両方があります。
とくに覚える必要はありませんが念のため、自費のピルを「OC」と言い、保険適用のピルを「LEP」と言います。
さて、これらの違いは何だと思いますか。
自費のピルのほうは、あくまでも避妊を目的としたものですので、主な使用目的は「避妊」となります。
一方、保険適用のピルは、「治療薬」として服用するためのピルなのです。
たとえば、子宮内膜症や月経困難症などを治療するためのお薬ですね。
もちろん保険適用のピルであっても、海外では避妊薬として認可を受けているものですから、避妊薬としての効果もしっかりとあります。
しかしながら、まだ我が国におきましては、子宮内膜症や月経困難症の治療薬として使用されていて、それ以外の目的で処方することが出来なくなっています。
そのように決められていますので、どうしようもありません。
ただ、月経困難症という病気は、通常、生理痛がひどいと思っているかたの中にもいらっしゃいます。
もし、あなたのひどい生理痛が月経困難症のせいであるならば、保険適用のピルを処方してもらうことが可能となります。
また、本来は子宮内膜症であるにもかかわらず、やはりひどい生理痛だと思い込み、生理のたびに鎮痛剤を何度も服用しているかたも案外、多いようです。
あまりにも生理痛がひどいかたは、一度、診察してみたほうが良いでしょう。
とくに子宮内膜症の場合には、そのまま治療しないでいますと、不妊症になってしまう可能性もあります。
こちらも、一度診察してみることをおすすめします。
子宮内膜症の場合でも、保険適用のピルを処方してもらうことができます。
病気の治療と、避妊が同時にできますので、おすすめです。
保険適用ピルの中には、超低用量ピルも含まれていますので、もともと避妊薬としての超低用量ピルを希望していらっしゃるかたには、朗報ではないかと思います。
生理痛は、ひどいものは我慢することもなかなかできすに、鎮痛剤に頼りがちですよね。
ピルで治療することにより、鎮痛剤の服用を少なくすることも可能となります。

年に3回しかない生理

超低用量ピルは、ほかのピルに比べて卵胞ホルモンの配合が非常に少ない量になっているということは、もう覚えて頂けましたか。
ですが、避妊薬としての効果は他のピルと変わらず、しっかりしているので安心です。
中でも、2017年の4月から日本でも販売されるようになりました「ヤーズフレックス」という超低用量ピルは、継続して服用し続けることにより、1年の間にたったの3回しか生理が来ないという優れものです。
つまり、生理は4ヵ月に1回ということになります。
生理の煩わしさというのは、本当に女性にしかわからない大変なものがありますよね。
それが、毎月1回必ずやってきます。
1回とはいえ、1度の生理期間は、個人差そこあれだいたい1週間前後は続きますからね。
それが、閉経する50代前半くらいまで、毎月ずっと続くわけですから、思えば本当に大変です。
通常であれば、1年に12回の生理が当たり前ですが、それが1年にたった3回になったらどうでしょう。
生活が変わりませんか。
精神的な負担も少なくなりますし、生理用品にかかっていた経済的負担も減ります。
毎度の、月経前症候群のあれこれも劇的に少なくなります。
そして、しっかりと避妊もできるという、女性にとってびっくりするくらい嬉しいメリットが現実のものになるのです。
それを叶えてくれるのが、超低用量ピルの「ヤーズフレックス」です。
ヤーズフレックスは、もともと月経困難症のかたの治療薬として使用されていたピルです。
「ヤーズ」という名称のピルもありますが、そちらと比べても、「ヤーズフレックス」のほうが、出血しない期間が長いというメリットがあります。
ヤーズフレックスは、従来のピルに比べまして、最長で120日間もの連続服用が可能になっています。
これが4ヵ月間ということになります。
そして、120日間の連続服用をしたあとで、4日間、服用しない日を必要とします。
その間に生理がくるというわけです。
従来のピルは、ひと月分が21錠ですから、偽薬の服用中に生理がくることになり、生理はちゃんと毎月あることになります。
生理が少ない快適さを求めたいかたは、超低用量ピルのヤーズフレックスを、お試しになってみてはいかがですか。

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